仕事の悩み

【軽度知的障害】仕事が続かない・行きたくないときはどうするべき?

仕事が続かなかったり、行きたくないと思ったりすることは、障害に関係なくあります。たとえ健常者の方であっても、仕事に行きたくないと感じることがあるはず。

 

しかし、障害のある人は仕事が続かなかったり、行きたくないと思ったりすることが、健常者の方よりも多いようです。

 

仕事が続かないことを思い悩んでいるのなら、まず、どうして仕事が続かないのか、理由を考えることからはじめましょう。

漠然と考えていても、同じことを繰り返すだけですから、続かないのは当たり前です。

 

仕事が続かない理由、行きたくない理由をしっかり自分で把握して、改善できることから改善していきましょう。理由を箇条書きにしてメモをするクセをつけることは、必ずあなたの手助けになります。

 

この記事では、軽度知的障害がある方に向けて、仕事に行きたくないと思ったときの対処方法をご紹介します。

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仕事がなぜ続かないのか

障害者 悩み

仕事が続かないのには、必ず理由があります。

 

  • 朝起きられなくて遅刻が続いてしまった
  • 怒られたくない
  • 飲んでいる薬の影響でぼうっとする
  • ミスが多い

必ず何か理由があって仕事を辞めるのだと思います。

 

対人関係がうまくいかないという人も多いでしょう。

あなたがもしも、きちんと仕事を続けたいと考えているのなら、仕事に行きたくない理由を思いつく限り考えてノートへ箇条書きにしてください。

 

闇雲に頑張ったとしても、根本的な解決ができていなければ、他の職場でまた同じことを繰り返し、仕事が続かない期間を先延ばしにするだけです。

 

根本的な解決をするためには、その理由を自分で把握しなければなりません。
思いつく理由を箇条書きにすることで、客観的に理由を把握できます。

 

そして、理由が分かったら、できることから一つずつ改善していきましょう。

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仕事に行きたくない理由を考える

障害者 社内ニート

仕事が続かない理由の中には「なんとなく、仕事に行きたくない」という漠然とした思いがある方も少なくありません。

 

行きたくないからという理由であるならば、答えはシンプルです。
行かなければ良いだけです。

 

しかし、今、この記事を読んでいるということは、あなたは仕事に行きたくないと思う自分を変えたいと思っているのですよね。

そして、あなた自身は、仕事を続けたいと思っているのですよね?

 

仕事に行きたくないということが、仕事が続かない理由なら、あなたは仕事に行きたくない理由を考える必要があります。

 

朝起きることができないとか、仕事のミスが多いとかは、あなた自身で改善できることです。

 

しかし、対人関係が理由の場合、あなた一人ではどうしようもありません。

上司が怖いとか、先輩に嫌われているとかという対人関係が理由で、あなたが仕事に行きたくないと思う場合です。

 

対人関係が理由の場合、相手も絡んでくることなので、あなた一人で改善できる問題ではありません。

その場合、具体的に、上司や先輩のどういった言動が、仕事に行きたくない理由になったのかを箇条書きに書き出してください。

 

あなたが本当は今の仕事を続けたいと考えているのなら、その箇条書きを持って職場の信頼できる人に相談することが大切です。

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一般就労と障害者雇用

障害者 就労

軽度知的障害の場合、就労の方法は2つの選択肢があります。

障害をオープンにして就職する障害者雇用という就労と、障害をクローズにして就職する一般就労です。

 

対人関係で仕事が続かない場合のほとんどが、障害をクローズにして就労したときです。

障害をクローズに一般企業に就職した場合、障害に対する配慮は一切見込めません。

 

あなたは健常者の方と全く同じ扱いになります。
健常者の方でも、仕事で認められることはなかなか難しいです。

 

そのため、あなたがクローズに就労した場合、あなたに対する上司や先輩の見方はとても厳しいものになるでしょう。

 

クローズで仕事をしていて、仕事が続かないという場合は、一度障害をオープンにして転職してみることをおすすめします。

 

もちろん給料や昇給などで期待はできなくなりますが、精神的に行きたくないということは減るのではないでしょうか。

給料を取るのか自分の健康を取るのか

障害者 健康

軽度知的障害の方は、日常生活は多少の制約は受けるものの、問題なく日常生活を送ることができます。

 

しかし、日常生活と社会生活は違います。

日常生活と社会生活が同じなのであれば、障害者雇用枠などは存在しません。

 

社会生活とは、人間関係を問題なく良好に築けるということです。あなたの障害が軽度であっても障害を持っているというのは、この人間関係の構築に障害があるのです。

 

これは健常者が正しい、障害者が間違っているという問題ではありません。あなたが多数でないために、多数の中に入ったとき、あなたの方が障害を感じるのです。

 

日常生活が送れるからといって、給料が高い方に飛びつき、自分の健康を害するようなことはあってはなりません。

自分の障害特性を考え合わせて、しっかりと検討して就職活動をしましょうね。

 

あなたの健康は何よりも大切です。
あなたが幸せになるために、精神的にも肉体的にも健康を大事にしてください。

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