仕事の悩み

作業所職員の態度が酷い・おかしい。やばい作業所の特徴

障害者の方にとっての作業所とは、自立のための大事な場所です。しかし、なかには障害者への理解が乏しい職員がいる作業所もあります。

 

作業所は障害者の方たちの居場所として、古くから存在する施設であり、法律が整備されるまでは、手弁当で運営されてきた施設です。

 

今は、法律によって補助金などの対象になり、悪いことがしにくくなっているので、安心できる作業所がほとんどです。

 

けれども、中には職員が酷いとか、おかしな運営をする作業所もあるのが現状です。この記事では、態度の悪い職員がいる作業所の特徴や対策を紹介します。

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作業所とは?

作業所とは共同作業所とも呼ばれ、生活に様々な困難を持つ障害者が日中に集い、活動する通所施設のことです。

 

障害者自立支援法が障害者総合支援法に改題されて以降は、作業所のそれぞれの機能に応じて生活介護、自立訓練、就労移行支援、就労継続支援、地域活動支援センターなどの事業種別に移行しているところが多いです。

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元々、就職が困難な障害者の働く場所として確保されていたため、工賃が支払われ、軽作業などに従事します。

 

共同作業をし、生活リズムを調整して、社会に出て関わりを持つ基礎を作ることをその役割としていて、社会性を養うリハビリテーション機能を持っています。

最近の作業所の動き

障害総合福祉法になってから、障害総合福祉法にのっとった事業種に移行するところが多く、その機能も多岐にわたるようになりました。

 

ほとんどの運営の基本が、地域と障害者の関わりを回復することであり、障害者の自立を支援するために運営されています。

 

色々なことを複合的に運営しているところが多く、障害者の生活の質を向上させることにも貢献しています。

 

企業からの外注で仕事を請け負っている作業所が圧倒的に多いのですが、最近では、事業所内で自社製品を作ることに力を入れているところもあり、最低賃金以上の工賃を支払う作業所もあるようです。

 

国からの補助金制度を利用する作業所が増えたため、利用者ファーストを掲げて、障害者の方が利用しやすい作業所になっているところがほとんどです。

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障害特性を配慮してくれない作業所は辞めるべき

障害の特性はそれぞれ違います。一人一人に別の配慮が必要なのは明確です。
その障害特性に配慮する事のない作業所はすぐに辞めるべきです。

 

もちろん、作業所には「職場」という一面もあります。
職場としての最低限守らなければならないルールや、勤務態度などを注意された場合は、それを受け止め、あなた自身で意識して直さなければなりません。

 

しかし、理由もなく強く怒鳴られたり、あなた自身でどうしようもないことで叱られたり、通所前に相談したにもかかわらず、障害特性に対する配慮がされないような作業所はまともではありません。

 

もちろん、施設自体に問題はなくても、職員個人に問題がある場合があります。施設自体が気に入っていて、通い続けたい意志がある場合は、施設長などに相談しましょう。

 

作業所は、あなたが他の人たちと関わりを持てるように訓練する場所でもあります。
信頼関係はとても大事です。

信頼関係が壊れてしまっては、作業所に通う意味はありません。

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「やりがい」という言葉ばかりを使う作業所

やたらと「やりがい」という言葉を使う割に、まったくヤル気を起こさせてくれない作業所も数は少ないですが、残念ながらあります。

 

「やりがい」という言葉ばかり使う作業所は、とても怪しいです。

堅実に地域の関わりを大切にすることに力を注いできたあなたにとって、「やりがい」という言葉は強みでもありますが、弱点でもあります。

 

あなたの作業効率を上げるために、「やりがい」という言葉しか使わない作業所の職員は、本当にあなたのことを考えているのでしょうか。

あなたの特性を考慮し、あなたのために将来のことを共に考えてくれる職員は、もっとあなたのことを見てくれるはずです。

 

「やりがい」とはとても良い言葉ですが、時にあなたを苦しめます。

具体的なことを指導し、あなたの将来のために具体的に何をしたら良いのかを考えてくれる職員さんがいる作業所は、とても良い作業所です。

 

しかし、「やりがい」という言葉だけでなんでも片付ける作業所は、逆に怪しいと思った方が良いかもしれませんね。

ケースワーカーや相談員の方に相談する

少しでもおかしい、変だと思ったら、その内容を具体的にメモしておきましょう。
通所に関して日記を付けるのはとても良いことです。

 

そして、信頼できる相談員やケースワーカーに相談しましょう。
絶対におかしいと確信できるのならば、メモを持って市町村の福祉窓口に相談に行きましょう。

 

あなたのためを思っての叱責と、八つ当たりは違います。
おかしな職員、暴言や暴力を使って支配しようとする職員は、あなたの自立の邪魔をするだけです。

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